勉強なんて大嫌いだ・・・
学生の仕事は勉強です。どうしても嫌いでやりたくなければ、学生をやめることです。 義務教育以後の高校、大学の勉強は、強制されてやっているわけではありません。 しかし、初めから嫌いだったなんていう人はいないんじゃないですか。 やらないからできない。できないから嫌いだ。嫌いだからやらない。 こんな悪循環に陥っている生徒をよくみかけます。 スタート時点では好きも嫌いもなく、やらなかったために嫌いになったというパターンです。 |
このようなパターンの生徒は、勉強が好きになるようにすれば良いわけです。
好きになる一番の方法は、できるようになることです。
たとえば、苦手科目の試験で素晴らしい点数を取ってみる。
たかが1回の学校のテストの点数、別にどうということもありませんが、本人にとっては大きな自信となります。
「赤点克服事例研究」のページに書いておいた、I君の例など典型的なパターンでしょう。 ちょっと引用してみますね。 I君は中高一貫進学校の生徒です。高1一学期の中間テスト数学でつまづき、期末・2学期中間と3回連続で 点数は一桁。一学期評価赤点。2学期期末で赤点だった場合は留年決定という状態で、慶應進学会に入学。 緊急対策として、英語プログラムは一切やらず数学のみに特化。結果として78点。楽にクリアした上、数学が好きになったおまけつき。 3学期は何と文系数学学年1位。 この話をもう少し詳しくしてみましょうか。 I君は、赤点が続いた時、数学の先生のせいにしていたんです。学年担当の数学教師は二人いて、自分のクラスの先生は教え方が 下手だ。年をとっていて、言葉も良く聞こえないなどと言っていました。だから、やる気がでないんだということです。もちろん、同じ先生の授業で立派な成績を取っている生徒は たくさんいたわけですが、彼の言い訳はそういうことでした。 数学ができるようになった後聞いたところ、その先生の説明はとても良くわかると言っていました。彼自身も、自分ができない エクスキューズに先生を使っていたに過ぎなかったことはわかっていました。 この話には後日談があります。大学生活を終え、社会人となったI君は、高倍率の難関試験に次々と合格し、国際的に活躍しています。 「あの時頑張れたことが、やればできるんだという自信となった。」彼はそう言っています。 たかが勉強でも、頑張る甲斐はあるんですよ。 本当に嫌いなのか、やらなかったことにより出来ないから嫌いなのか、良くか考えて下さい。 勉強は、正しい学習法で努力すれば、きちんと成果があがるものです。 |
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